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■演題名:社会的行動障害を伴った重度高次脳機能者への認知行動療法 −行動パターンから意思を推察した取り組み—
■発表者:三村 啓人
■所属:東京警察病院

■要旨:社会的行動障害に対しては,行動そのものを標的とした認知行動療法を機能や障害への気づきのレベルに応じて実施する必要がある1)と考えられているが,重度例に対する実践報告は少ない.今回,大声を出すや暴言を吐くなどの社会的行動障害(以下,問題行動)を認めた事例(以下,A氏)を担当した.認知行動療法の導入を試みるが,言語機能や高次脳機能障害の影響から思考を探ることが困難であった.しかし行動パターンから本人の意思を推察した関わりを行った結果,関わり方を工夫することで,問題行動の抑制が図れたため報告する.尚,発表に際し,家族の同意は得ている.

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