目標設定に作業有能性が重要であった重度高次脳機能障害の事例

■演題名:目標設定に作業有能性が重要であった重度高次脳機能障害の事例
■演者:田代 徹
■所属:福岡リハビリテーション病院

■要旨:外来作業療法(OT)において、病前に主婦業を行っていた重度の高次脳機能障害を呈した事例を担当した。事例は発症後に自宅で家事はせず寝て過ごすようになっていた。作業療法士(OTR)は本人・妹と家事ができる事を目標として介入を行い、再評価にて満足度の向上が認められた。しかし、本人から「母親としての実感を取り戻したい」という発言が聞かれた。OTRは本人の作業有能性を評価するためにOccupational SelfAssessment Version2(OSAⅡ)を実施した。その結果、家事を行ったことを忘れてしまい、実感がわかず、母親としての責任を果たせていないと感じていると考えられた。それに対して、手帳などを用いて1日の家事を振り返れるように介入した。その結果、OSAⅡにて作業有能性が向上し、自発的に家事を行うようになった。判断能力が低下した事例に対しては、OSAⅡなどを用い主観的な評価を行い目標設定を行う事が必要である。発表に関しては家族の同意を得ている。

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