■演題名:急性期病院で働く作業療法士の葛藤
■演者:中井琢哉
■所属:北里大学病院
■メンター:福田裕
■メンター所属:湘南OT交流会
【はじめに】急性期病院では役割上,疾病の治療に重きが置かれ、物的環境や入院期間などの制約でクライアントが重要視する作業に根差した実践(以下OBP)が困難であることが多い.同時に,作業に焦点を当てた実践(以下OFP)を意識している急性期OT にとって,これらの制約によりOT のアイデンティティを見失い,臨床場面で葛藤することがある.本報告は,OFP ・OBP に苦悩する急性期OT の葛藤を解明・言語化し,同じように悩んでいる急性期OT に対し課題共有すること,また他領域に従事するOT に対して急性期OT のOBP の困難さを周知することを目的に報告する.なお,発表に際し症例から書面にて同意を得た.
■キーワード: