■演題名:訪問リハビリ×自動車運転支援
■発表者:永島 匡
■要旨:クライエントがより生活の幅を広げ,QOLの向上を望む生活期において,訪問リハビリ領域での自動車運転支援の取り組みを実施している施設はほとんどない.当事業所では2017年10月より自動車運転支援プランを取り組みとして行っている.特徴として,第一に在宅にて身体機能検査や神経心理学的検査,面接等の評価や情報収集が行えること.第二に教習所での実車訓練を含め介護保険と自費診療を併用し,詳細な評価を行っていくこと.さらに評価の結果運転が困難と診断された場合,作業科学の視点を用いクライエントの運転という作業の意味を捉え,代償手段や地域の資源を利用しながら,包括的な移動支援を実施していくという点が挙げられる.支援の流れや今後の展望について,事例を交えながら報告する.