■演題名:高齢男性が施設でも自分らしい生活を手に入れることができた理由~場と味方作りを通して~
■演者: 和田 晴菜
■所属:特別養護老人ホーム ふしの白寿苑
【はじめに】特別養護老人ホームでの介入をする中で日々感じることがある.それは,高齢男性をはじめとする 入居者は新しい環境で受身的になりやすいことである.その解決のために今回の介入では活動への参加が主体的 になれるように工夫した.さらに一度変わった習慣を再び立て直すことは作業療法士(以下 OTR)1 人では難し いとも感じるため,時間帯や場所を工夫した.いずれもクライエントの強みや人となりを人間作業モデル(以下 MOHO)で分析し,焦点を物的環境(以下場)と人的環境(以下味方)へ当てたことが功を奏したため共有させ て頂きたく報告する.今回の発表に際し本人の同意を得ている.