■演題名:語りから新たなケースらしい生活を見つけた事例
■演者:五十嵐 彩香
■所属:湘南OT交流会
■要旨:今回,転倒により左大腿骨頚部骨折受傷をした90歳代の女性(以下ケース)を担当した.ケースはこれまで作業的存在として生きてきたが,老い・怪我・入院から大切な作業から離れたケースらしくない生活を送っていた.しかし,過去の語りと大切な作業である「書字」を再開することでケースらしい生き方を思い出し,退院後も作業的存在であり続けることが出来た.この過程を作業的ストーリーテイリングと作業的ストーリーメイキングを用いて作業療法の効果を報告する.なお,対象のケースから発表に際し同意を得ている.
※発表者や他の方が不快に感じる表現や誹謗中傷等の書き込みはお控え頂き,双方が臨床の質を高められるような肯定的な質疑応答をお願いいたします