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■演題名:麻雀という作業が療養期病棟に与えた効果
■発表者:福田 裕
■所属:医療法人ひかり会 介護老人保健施設 岩槻ライトケア

■キーワード:ICF 高齢者 作業
■要旨:
【はじめに】
療養期病棟では,退院や外出が難しく院内が生活の場となっているケースが多く,ICF の参加項目が満
たされづらい状況があった.麻雀という作業の場を提供したことで,複数名の患者に有用な効果を示した ため,推奨の目的にて報告をする.なお,対象ケースから発表に際し,同意を得ている.
【麻雀とは】
一般的には 4 人で行うゲーム(3 人でも可能)で,各プレイヤーが 13 枚の牌とアガリ牌 1 枚を合わせ た計 14 枚を定められた形に揃えることを目指す。作業療法の前例1)では,麻雀という作業は環境への適 応,人との交流,自尊心向上,居る場所の提供,情報処理,作業の継続,価値の創出,自己肯定,指導者 としての役割付与,楽しみ,気分転換,痛みを忘れるなどの効果が示唆されている.

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